絶望の時に聴くトスカ
疲れ果てて
弱っている時に
人生どうにも
ならなくなったと思った時に
ウィスキー片手に
大音量で
ぼんやり聴くと
落ち着くかもしれません
恋人を助けたい気持ちにつけ込まれ
卑劣な男爵に言い寄られたトスカ
逃げ道を絶たれ
追い詰められた彼女は
これがトスカのキスよ!と言って
男爵を刺し殺します
恋に生きたトスカの絶望の歌
天使の歌声と讃えられた
レナータ・テバルディのソプラノで
深い信仰と共に生きてきたのに
神はなぜこのような運命を与えるのですかと
苦しい胸のうちを歌います
ソプラノ歌手の
飾らない上品な女性で
穏やかな人柄と静かな眼差しが
情熱的で愛に飢えていた
マリア・カラスとは対照に見えたため
2人はよく比較されたようです
ローマのサンタンジェロ城
トスカはこの城から身を投げて
亡くなりました
辛い時には
辛い歌が胸に響きます
もうひとつ
寒い時期に
100年前のフィンランドが舞台の
よく流れていた
素晴らしい映像と共に
重厚感ある曲を大音量で
BGMがフィンランディア
カトリの傍らには
いつもダックスわんこが、、、
フィンランドが貧しかった時代
家畜の世話係で
文字も読めなかったカトリが
後に作家となるまでの
努力の物語
西洋版おしん
原作家の
アウニ・ヌオリワーラの
祖母の物語だそうです
実際のおばあ様は
作家の道を選ばず
良いところに嫁いだそうです