ちょちょすけ旅日記

殿様よりもガウチョに憧れる下級藩士。身分も低く禄も安い、いつもヨレヨレ旅侍。殿さまの毒見のしすぎで口から毒が出るように。旅日記と毒を一日おきに書いております。雑種犬と古い映画とクラシックも好きだったりします。

(毒)憐れな酔っぱらい

おい!




たかがワイン1本で

酔っぱらいやがって




ちんけな酔い方だな



それっぽっちで

酔えるのも摩訶不思議




魔法にでも

かかっているのか?




どうせなら

年代物のウィスキーを

瓶ごと飲んでみろ!




もったいなくて

できないだろう!




その前に

買えぬであろう





ペッ




どうせ酔うなら
ジャッキーチェンの

酔拳並みに飲め




あれは中国の

50度以上の白酒を
水のように飲むんだぞ




そしてヒーローになるんだ
いいなあ、、、




それに比べて

なんだお前たちの
しょっぱい飲み方は!



 

塩水でも入れてるのか?



酒を水で割って飲むのは
古代ローマの貴族くらいだ



庶民が真似をするな



ワインなんて12度だぞ
日本酒なんてたった20度だぞ



これっぽっちで

あんなに酔えるとは、、、




もう生命体が

違うとしか思えぬ
 



昨夜のフランス男よ
(根にもってるのだ)




ワインの国からやって来て
自分の飲み干した瓶で転ぶとは




それで天国に行っていたら
なんたるオペレッタの喜劇



うだつの上がらない人生は
酒で流せないぞ




転落をより

加速させるだけだ




最終的に

肝臓にくるだけだ



トルコ語で酔っぱらいは

サーホッシュだ


サーホッシュは

明るい酔っぱらいだ
憎めない酔っぱらいだ




トルコはイスラム国家なのに

お酒が飲める良い国だ


 


イスラム叙事詩を口ずさむ

ロマンチックおじさんもいるぞ



 

本も読まず

酒にも弱いお前たちには

とうてい無理な芸当

 

 


酒を飲んでも使えない

酒を飲まなくても使えない

酔拳もできない

 


 

なんかもう

 



いいとこなくて

可哀想だな、、、

 



彼らの爪の垢を煎じて

、、、では足りないから




爪をかじらせてもらえ



フランスが無理なら

トルコが中国で




酔っぱらわない

酒の作法を学んでこい!




へなちょこ

酔っぱらいめ




ペッペッ