マチュピチュとクスコと昔の旅人(チリ旅行記)
国境閉鎖で
すごすごと
宿に舞い戻って来た日
宿で南米旅行中の
オーストラリア男性が
キッチンで寛いでいて
コーヒーを入れてくれました
予約してしまった
アルゼンチンの宿の
日程変更も手伝っていただき
助かりました
その男性は
定年退職したので
世界中を回る予定だったけど
疲れちゃうので
大陸ごとに区切って
2、3か月単位で旅に
旅人と話したいけど
ドミトリーだと年齢的にきついし
若者も気を使うだろうから
バストイレ付きの個室がある
ホステルに泊まるそうです
疲れたり、一人になりたい時は
いいホテルに泊まる日もあり
上手く使い分けていました
40年前の思い出
すでに南米を
ひと巡りしている方でしたが
マチュピチュだけ行ってないようで
理由をお尋ね
初めて40年前に行った時
遺跡の中には
ほとんど人がいなかった
コンドルだけが飛んでいた
あの気持ちのままでいたいから
40年前のペルー
私の家族が同じ40年位前に
ペルーを旅行中
アマゾンのイキトスに
欧米人が少しいたものの
他では外国人を
見た記憶がないそうです
マチュピチュ遺跡も
何も整備されていないそのままの姿
警備員も観光客もいないので
静寂の中を歩き回り
見上げればコンドルが
ズボンの裾がほつれてしまった
仕立て屋さんを見つけ
女性に直してもらったが
お金を受け取ってくれない
困った
ヒゲを剃ってもらおうと
床屋さんに入ったが
終わってみたら
顔からけっこう血が出てる
大丈夫大丈夫と言われ
タオルで拭かれて無事?終了
(当時はまだエイズがなかった)
観光バスもほとんど
なかったので列車で移動
街に着いたらタクシー運転手に
一日付き合ってくれるように依頼
観光客慣れしていないので
戸惑っていたようです
降りた駅の食堂で食べていたら
隣の人と会話になり
あっという間に周りに人が
食事代はその中の人が
払ってくれたそうです
もう一回行きたいけど
変わっちゃってるだろうな
あの時に戻ったら
もう一回行きたいけどね
と言っていました
私も初めて見た時の
あの感動を大切にしよう