ちょちょすけ旅日記

殿様よりもガウチョに憧れる下級藩士。身分も低く禄も安い、いつもヨレヨレ旅侍。殿さまの毒見のしすぎで口から毒が出るように。旅日記と毒を一日おきに書いております。雑種犬と古い映画とクラシックも好きだったりします。

黄昏旅情

ブエノスアイレスの川の対岸には

ウルグアイがあるので

遊びに行きます



ウルグアイと言ったらカウボーイ

カウボーイと言ったらウィスキー


 

じゃぶじゃぶ

飲んでこようと思いましたが



今はアルゼンチンの方が

物価が安いから
ウルグアイ

高くつくよとの情報



チリからアルゼンチンに入国した時は

通貨にピンときませんでしたが



アルゼンチンの物価は安すぎて

観光客も不安になるほど



でも人々は上品な人も多く

まるで没落貴族のような



そこはかとない哀愁があります


お隣の国は

これといった文化も芸術も

さらに歴史もないのに

今やアルゼンチンよりもお金持ち



なんであんな田舎者が、、、成金め


つい30、40年前までは

豊かな国だったのに
人生何があるかわかりません



あの角を曲がった先で

恋に落ちるかもしれないと



アルゼンチンの

タクシー運転手が

テレビで語っていました




旅情のあるアルゼンチンで

思い出した映画



ノスタルジックな国を訪れる前に
旅情を感じたい方に是非




黄昏(1952)

 


監督:ウィリアムワイラー

主演:ローレンス・オリビエ



お話は上流階級から始まり
段々と生活が下がっていきます




ホームレスにまで

なってしまいますが、、、



最後の15分が

特に胸を打ちます

 
紳士道とは何なのか

オリビエ老紳士の名演技



 

旅情(英題:サマータイム

 


監督:デヴィッド・リーン

主演:キャサリーン・ペップバーン

 



仕事に生きて
婚期を逃した女性が旅に出ます



 

ベネチアが舞台
アラビアのロレンス
同じ監督の作品だとは驚きます

(ロレンスは女性が出てきません)




歌題:ヴェニスの夏の日
歌:ジェリー・ベイル




1番は英語で
2番はイタリア語で歌います
 

 

このサンマルコ広場は浸水がすごく
年々水没してしいるので



その前にカフェ・フローリアンで

キャサリン・ヘップバーンのように
コーヒーをお飲みください




イタリア語教室で
最初に習うのが
ドベ・カフェ・フローリアン?
カフェ・フローリアンはどこですか?です



イタリアの男性は
紀元前から女性の心を溶かします




ラストシーンも

粋なことするのです
恐るべしイタリア紳士




アルゼンチンは

イタリアからの移民が多い国


 


ラテンの人達なので感情表現が豊か

(チリはドイツ系)
 

 

ヘップバーンと言えば

日本ではオードリー



アメリカ人は

キャサリンを思い浮かべます



 

キャサリン・ヘップバーンの方が大先輩



 

ヘップバーンが

来ると聞いた司会者が




キャサリン・ヘップバーンようこそと
会場で発表したら



オードリーが

壇上に現れたと言うお話



 

この司会者は

オードリーの友達だったのに、、、

 



オードリーがマイフェアレディで
主演女優賞を逃した時




キャサリンから

カードが届きます

 


いつかどうでもいい映画で

貰うから大丈夫

 


と書いてあり

励まされたそうです

 



キャサリン・ヘップバーン
フェミニストでスカート嫌い

 


スカートを履かせようと
映画関係者が

着替えの衣服をこっそり交換

 


キャサリン

何も履かずに出てきたそうです

かっこいい!


 

 

 

タンゴは酒場から生まれ進化しました