年齢チェックと真昼の決闘（ウルグアイ②）
真昼の決闘より オープニング
モンテビデオの街は途中雨宿りしつつ
6時間ほど街歩き
ウルグアイはもう一生来ることはないので
しっかりと目に焼き付けようと思いましたが
心ときめく物がありません
平穏と退屈はセットなのか
宿のキッチンで
時間があまったので
一旦宿に戻ります
キッチンがあったので
調理器具などをチェックしてから
スーパーに買い出しに行くつもりでした
鍋などゴソゴソしていると
私の名前が呼ばれた気がしました
振り向くと
よく知っているヒゲもじゃの紳士が
静かに立っていました
ボリビアとチリで一緒だった
ドイツ2人組の片割れがこんな所にいました
再会をワイワイと喜んでいましたら
もう一人のヒゲ無し紳士もやって来ました
私を見て一瞬固まったものの
思い出したようで
今度は三人でお話ししました
ブエノスアイレスではアパートを１ヶ月借り
ウルグアイへはドルをキャッシングするついでに遊びに来た
彼らはもう2年の予定
移動する時は丸一日動き
小さな場所には立ち寄らないスタイルで
ゆったりと旅をしています
バスの車窓から
一緒にスーパーへ
ドイツの2人は観光しないで
またチェスをしていた様子
3人とも暇なのでスーパーへ買い物に
食料少々と酒を購入するのに
3匹で仲良く並びます
南米で初めて
レジの人が私のお酒を見て
パスポートプリーズ
さすがウルグアイ
しっかりしてるなあと感心しつつ
パスポートを提示
少し話して笑顔で返却されました
その後ドイツのお2人が
けっこうなアルコール量をご購入
でもパスポートチェックされていません
後ろにお客さんが並んでいましたが、
レジの人に余計なことを言ってみました
私：この男前2人、私より若いんですよ
レジ：あー、、、OKいくつ？
ヒゲなし紳士：23
ヒゲもじゃ紳士：同じ
レジ：OK、サンキューまた明日も来てね
・・・・・
私：なぜ私だけパスポートチェックがあるの？昨日あのスーパーに行った？
ヒゲ無し紳士：ノー
ヒゲもじゃ紳士：なぜか当ててみるんだ
私：この身長だ。ティーンエイジャーに見える？
ヒゲ無し紳士：あーあの男は違うと思う
ヒゲもじゃ紳士：たぶんアジアの女性と話したかったんだ。
パスポートがなくても売ってくれたよ。
なんと世界は広いのでしょう
想定外の答えです
ヒゲ無し紳士：俺たちにもパスポートチェックをしろと言った時、後ろの観光客が笑っていたよ
ヒゲもじゃ紳士：そうだ。俺たちのパスポートなんて見たくもないのに
あのレジの男がかわいそうだ
すみません
もし今度そんな機会があったらパスポート忘れたふりをして会話しよう
もしかしたら、、、ご縁あるこの2人も
私の年齢を知りたいのかな と
日本人的発想がむくむく
聞いてみました
私：私のパスポート見たい？
ヒゲ無し紳士：なぜ？なんのために？
ヒゲもじゃ紳士：本当は未成年なのか？
興味ないみたいでした
年齢を直接訪ねないで
パスポートの提示を求めるのは
周りの人に知らせる必要はない
からだそうです
宿で語り、翌日にはまたお別れ
港まで路線バスで行き
ブエノスアイレスまで
２時間半かけ船で帰りました
ブエノスアイレス港付近には
雰囲気が良くないブロックが一つあるので
牛はいれども馬に乗った人はいませんでした
またしても真昼の決闘
真昼の決闘 佳境のシーン
しびれる…
