ちょちょすけ旅日記

殿様よりもガウチョに憧れる下級藩士。身分も低く禄も安い、いつもヨレヨレ旅侍。殿さまの毒見のしすぎで口から毒が出るように。旅日記と毒を一日おきに書いております。雑種犬と古い映画とクラシックも好きだったりします。

バックパッカー南米話

ブエノスアイレス
戻ってきて街散策

 

 

 

美術館なども行きました
国立は無料なんですね

 

 

 

アルゼンチンは
物価も安いので

入場料は取っても

いいと思うのですが、、、
 

 



 

帰りの
バス停にいた人に

バス代を細かく

崩してもらおうとしたら

 


 

ノーグラシャスと言われ
払ってもらいました

 

 

 

これはアルゼンチンの

他の地域でもよくありました

 

 

 

政治経済が傾いても

受けた教育の高さと
ジェントルマンシップ

 

 



 

豊かだった時代の

名残りを感じることが

多々ありました

 

 

 

成金にたまに感じる
卑しさとは反対の

 

 

 

没落貴族の

品性を感じます、、、

 

 

 

 

 

 

 

夕方宿に戻ると

珍しく

オーナーご夫婦がいて
 

 


せっかくなので

色々聞きます

 

 

 

話の流れで
ベネズエラ情報を仕入れました

 

 

 

首都のカラカスは
危険と言われているが

 


 

危険な地域(区画)と
そうでない場所があるとのこと

 

 

 

以前、ベネズエラ国境で

旦那様だけ

別室に連れて行かれ

 

 

 

色々とあること

ないこと言われ

 

 


賄賂をあげれば

解放されるので

あげる人が多いそうなのですが

 

 

 

旦那様は

素っ裸になっても

(なぜ服を脱いだのか

話の経緯を忘れてしまった)
 

 

 

オレお金ないよと

しれっとしていたら

 解放してくれたとのこと

肝が据わってます

 

 

 

 

奥様は外で

そわそわ待っていたそうです

 

 

 

もちろん女性には

そういうことはないので

 

 

 

女性にお金を預けておいた方が

いいのか、どうなのか、、、

 

 

 

 

 

 

これは冒険家の
講演で聞いたのですが

 

 

 

ベネズエラの国境の

警察関係の人達の給料は

安すぎて家族を養うには難しい

 

 

 

検問の時に

賄賂を払えば

物資(おそらくコカなど)は

 

 

 

ある程度は

通してもらえるようです

 

 

 

 

しばらく後に

再訪した際

 

 

 

10年前に来た時は

あそこにあのホテルはなかったなと

国境の人に言ったら

 

 

 

あれは私のポケットマネーで

建てたんだ

 

 

 

家族が経営しているから

よかったら泊まっていきなと言われ

 

 

 


警察の給料よりも

賄賂の収益で生活していることを

あらためて実感したそうです

 

 

 

賄賂を取ることができない

職業の人は

 

 

 

貧しいまま一生を終えるか

犯罪の道に行く人が多数

 

 

 

 

 

このような話は

日本語で聞くと

 


 

それは人道的にどうなのか

政府が悪い、かわいそうと

 


 

哀しい感じに

受け取ってしまいがちだそうですが

 

 

 

 

スペイン語だと




生きるのにお金は必要だ

まあ家族がいるんだから

しょうがないね

 


 

というような

サクッとした

雰囲気だそうです

 

 

 

 



イタリア語でも

そうなんでしょうか

 

 


ラテン系の

あの明るいノリで

なぜイタリアオペラは

悲劇の絶叫ばかりなのか

 


 

常々、不思議です