ちょちょすけ旅日記

殿様よりもガウチョに憧れる下級藩士。身分も低く禄も安い、いつもヨレヨレ旅侍。殿さまの毒見のしすぎで口から毒が出るように。旅日記と毒を一日おきに書いております。雑種犬と古い映画とクラシックも好きだったりします。

中国の強い針治療

壊れそうなバスで

コルラに到着




後は蘭州まで出れば

シルクロードの旅は終了ですが

 

 

 

ニヤあたりから

咳が止まらなくなっていて

 

 

 

コルラでとうとう

発熱ダウンしました

 

 

 

チェックインしたホテルで

薬局を教えてもらい

 

 

 

漢方薬と肺の薬と水を買います

バイスープを勧められました




抗生物質ではないので

即効性はなく


 

 

朝になったら

頭が割れるようにガンガンします

体の関節の節々が

悲惨な位、痛いです

 

 

 

ですが寝込むなら

コルラのホテルでなく

蘭州行きのバスの中にしようと

 

 


お年寄りのように

よたよたとバス停へ向かいました

 



バックパックの荷物を

少し捨て軽くしたのに




水がとても重く感じて




昔々のキャラバンでの

行商を考えると気が遠くなります




お酒が薬の代用品

私は2リットルしか

持っていませんでしたが、、、





イスラム圏だったら

どうしたの?

手を貸そうか?などと




温かい言葉を

かけてもらえましたが




コルラはすでに

漢民族の地域になるのか

なってしまったのか、、、

そんな期待も虚しく




黙々と関節を動かし移動


 

 

チケットを取るのにも

人混みと割り込みで

根性が必要でした




バスの車内はさらに

テレビの大音量とタバコの煙で

牢獄のようだったのですが

なんとか蘭州に到着しました




もし今になり

お金をあげるから

同じルートを行けと任務が下ったら

(MI6から)




ロキソニンパブロン

正露丸と酔い止めとウィスキーを持ち




B型肝炎のワクチンを

打って行きます





滞在中に出会った

鍼灸師の方に

アゴの下からハリを打つと




咳は一発で治るよ!と

言われましたが




場所が場所で

舌まで突き抜けそうで怖かったので

お断りしました

 

 

 

ちなみに膝から下の神経は

ハリをして失敗しても

身体に影響はないそう




中国で打つと全身フルコースでも

1500円位でしたが

ヤブ医者も多いので




中医学院とか大きな学校に

併設されている病院が良いとの情報




名医の方に2回ほど

膝下の便秘のツボに打ってもらい

ハリをグリグリ動かして貰いました




中国鍼は日本のものよりも

ハリが長く痛みがあります




ただ日本人は

痛いと来なくなるそうで




日本に鍼灸が伝わった時に

効き目は薄くても

優しく打って長く通う日本式に

変化したのではないか




やぶ医者はムダに多く通わせ

名医のハリは1回で治すとのこと

(真偽は不明)




治ったと言うより

効き過ぎてしまったのか




お腹が緩くなってしまったまま

今に至ります、、、




鼻の膨らみのすぐ横には

蘇生のツボがあり




死にかけた人に打つ

一番痛いツボで




心の病にも効果ありらしいので

打ってもらったのですが




さして痛くなかったのは

健康体でポジティブだからと解釈しました




先生が

おかしい、、、と

つぶやいたのは

しっかり聞こえました







次は蘭州へ

 

 



さまよえる湖があった場所

(ネットの資料写真から)