乗り鉄ロシア人
熱で関節が
ギシギシと痛いまま
蘭州に到着しました
セキがさらに
悪化していましたが
執念と執念を持って
蘭州観光に出かけます
お寺などを拝観して
気持ちが少しだけ落ち着きました
私は食事には
関心がないのですが
茹ですぎたパスタのような
蘭州ラーメンを食べて
まずかった記憶があります
味を覚えているということは
滅多にないので
余程まずかったようです
やはりチャルメラか
チキンラーメンがいいなあ、、、
蘭州で一区切りですが
次は列車で
北京と西安の中間地点
列車の中で
面白いロシアの男性がいました
私がひゅーひゅーと
変な咳をしていたのに
なぜか近づいてきて
(当時、肺炎のSARSが流行っていた)
(外国人には避難を推奨していた)
励ましてくれようとしたのか
列車の中でヒマだったのか
もしくは酔っ払っていたのか
ノリノリで
マシンガントーク、、、
以下
ハロー大丈夫?
風邪で辛い時や
お腹が減った時
ウォッカ、ウィスキー
ブランデーなど
40度以上あるお酒を飲むだけで
すぐに治るから大丈夫だよ
頭痛と空腹を忘れてしまう
摩訶不思議な飲み物
忘却の茶色い水
この水は古い恋の
忘却作用もあって
アラブの王様たちが
探し求めては
見つけることができなかった
悲しい逸話が残っているんだよ
、、、
もっとロマンチックな感じの
長いお話だったのですが
早すぎて聞き取れませんでした
話し出すと止まらない方でした
私も笑ったら
咳が止まらなくなり
過呼吸になりかけました、、、
こちらの男性は
鉄道旅が好きなようで
ロシアから
行ける所まで乗るのが好きなんだ
ロマンなんだと言っていました
ロシアと中国の間には
モンゴルがありますから
遠大な距離を移動する
インターナショナル乗り鉄です
茶色い水の
お酒をひと瓶あげるよ!と
言われましたが
さすがに飲食物は怖いので
重くて持てないですと
お断りしました
ロシア人なのに
陽気で笑顔で声が大きく
小柄でぽっちゃり人情あり
アラブのノリで
アラブの王様のお話をされたので
私のロシア人の
イメージが崩壊しました
根暗で無口で神経質で
でも背の高い男前で
罪と罰に出てくるような
いつも苦悩している顔色の悪い
哲学青年のイメージだったのに
(大変失礼)
ロシア人じゃないのに
ロシアのお医者さんの役で
メガヒットした
エジプト出身の
オマル・シャリフ
(真ん中)
ソ連時代は放映禁止で
ゴルバチョフ政権になってから
ロシアに公開された映画
ドクトル・ジバコのララのテーマ曲
次は鄭州へ