ちょちょすけ旅日記

殿様よりもガウチョに憧れる下級藩士。身分も低く禄も安い、いつもヨレヨレ旅侍。殿さまの毒見のしすぎで口から毒が出るように。旅日記と毒を一日おきに書いております。雑種犬と古い映画とクラシックも好きだったりします。

ローマの中国移民

ローマに降り立ったのは

1月の真冬
雪が降っていました
 
 
 
トルコの気候が温暖だったので

気温差に驚きましたが

 

 

 

オスマン帝国からローマ帝国まで

とうとうやって来た!と躍動感で

胸がいっぱい、夢いっぱいでした

 

 


テルミニ駅近くの宿を取ったので
空港バスで駅に着いてからは
雪道をサクサクと歩きます
 
 
 
歩いてしばらくして
 
 
 
道の両側に中国語の看板が
ずらりと並んでいることに
違和感を覚えます
 
 
 
ずいぶん向こうまで
中国の店が続いているのが見え
 
 
 
中国人の凄まじい繁殖力が
ローマ帝国の本拠地にまで及んでいることに
早々と気がついてしまいました
 
 
 
ああ、、、
私のローマのイメージが、、、
 
 
 
ローマの町を
漢字で埋めつくすとは
 
 
 
滞在国に
敬意もへったくれもない
どこまでもしょうもない集団です
 
 
 
 
通りに立っている
アジア系の人の目つきが悪いのと
 
中国語の看板に怒りを感じたので
道を聞かずに自力で宿を探しました
 
 

スペイン階段、今昔




 

宿に到着したら

インド人ファミリーが
ウェルカーム!と出迎えてくれ



荷物とコートに付いた
雪を振り払ってくれました
 
 
 
一瞬不安になりましたが
インド人経営の格安ホテルだったらしく
大変繁盛している様子
(口コミも良かった)
 
 
 
エアコンも
熱いほど効いていて快適でした
 
 
 
奥様に
とても中国人が多いですねと言ったら
ここは特にね、、、と苦笑いしていました
 
 
 
外は雪が深々と降っているのに
部屋は気前よく
アツアツに温まったこの贅沢
 
 
 
窓から
雪の降る通りを見下ろすと
中国人は帰れ!(漢字)
の文字が見えてしまい
 


どうにも
イタリアにいる気分に浸れません
 
 

あそこまで書かれるのは



イタリア人の
生活と地場産業
脅しているからではないのか、、、

 

 
近年、中国人の出店が
禁止されたそうなので
 
 
 
もう中国系の店は
増えることはないのか
それとも裏ルートがあるのか
 
 
 
恐るべし
チャイナスピリッツを感じました
 

 


ローマで
よく見かけるSPQRの4文字




意味はローマ市民と元老院

 
マンホールの蓋にも
印字されていて
探しがいがあります