パスタをすする人から逃げた話
ローマには
一週間滞在して
古代ローマの遺跡群を巡りました
アッピア街道も
古代ローマ人の気持ちになり
黙々と歩き続け
古代のアッピア街道は
治安が悪かったそうです
自転車を借りればよかった、、、
アッピア街道途中の
レストランわんこ
ローマ市街に
ヘロヘロで戻った時に
何かで日本人男性に話しかけられ
ご飯食べましょう！となりました
足がふらついていたので
レストランに入ることに
ですが
よく知りもしない相手と一緒に
入るんじゃなかったと
すぐに後悔しました
日本語の時は
気がつきませんでしたが
この人英語になると尊大で
サンキューもプリーズも付けない上
話し声がうるさい、、、
周りのお客さんは
静かに会話しているので
悪目立ちします
（本人は白い目線に気がつかない）
そして彼の料理が
先にきたのですが
案の定
食べ方が汚いので
気が遠くなりました、、、
しまった、、、
エライのと一緒に
食卓を囲んでしまった、、、
疲れていましたが
ローマの思い出を美しく維持するために
どうしたらよいか
回転しない頭で考えます
落ち着け私、、、
しばし考え、、、
あの、、、
パスポートが見当たらないので
落としたみたいで、、、急いで探してきます
私の頼んでしまったので
どうぞ食べちゃってくださいと
お金を置き
とんずらしました
緊急事態で気絶しそうでしたので
心の安定を保つために
急ぎ足で逃げます
どこをどう練り歩いたのか
小さな軽食屋が目に入ったので
店主に挨拶をして入店します
サンドイッチとコーラを頼み
席に着こうとしたら
段差につまずきました
イタタ、、、
歩きすぎで足がもつれたのか
近くの男性が手を貸してくれ
笑いながら
誰かに追われているんですか？と
英語で聞いてきました
え？すみません何ですか？
あなたの顔色が悪い
具合悪い？何かあった？
彼に簡単に説明して
びっくりして逃げて来たと言ったら
静かに大爆笑
ははは、、、
じゃあ彼は今一人なの？
寂しいね
まさか！可哀想なのは
あのお店のお客さんと
店のオーナーと私です
ピザとパスタをすする
ピギーにかち合ってしまったショック
このアンラッキー、、、
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男性は
運んできてくれた店員さんに
イタリア語で説明しています
そうしたら
店内から静かな笑いが、、、
男性はアメリカ出身で
英語教師でローマに滞在中
以前は一年ほど
日本で教えていたこともあるとのこと
さっきイタイって言ったから
日本人でしょ？と当てられました
おお、、、この男性
話すのが好きそうだ、、、
色々と教えてもらえそうだ
ヨレヨレの
破れかけた地図を開き
ローマのおすすめ箇所に
丸を付けてもらったり
グレゴリーペックが
借りていた家はこの辺りだけど
今は住人がいて入れないよ等の
情報ももらえたりしました
住民の日常生活を守るため棟全体の門を閉ざしているそう
地図にグチャグチャと
書き込んでいたら
それを見ていたのか
別の席のご夫婦が店を去る時に
私の方に来て
私たちは今夜帰るから
これをどうぞと
大きな地図付きガイドブックを
くださいました
あああ、、、感謝です
足が痛いのも吹き飛びました
とんずらして良かったと思った
長い一日でした
観光客が少なかった時代
子供たちはここでサッカーをしていたらしい
次はポンペイへ
