ちょちょすけ旅日記

殿様よりもガウチョに憧れる下級藩士。身分も低く禄も安い、いつもヨレヨレ旅侍。殿さまの毒見のしすぎで口から毒が出るように。旅日記と毒を一日おきに書いております。雑種犬と古い映画とクラシックも好きだったりします。

私のお父さん

ピサの斜塔を見学して

フィレンツェに行きました

 

 

 

 


のんびり街歩きをして

ウフィッツィ美術館を見学

 

 


 

宗教画が苦手なので

風景画やローマ皇帝の彫刻などを

しげしげと眺めました

 

 

左に架かるのがヴェッキオ橋
 
 
 
世界三名橋の一つで
オペラにも出てきます
 
 
 
ハッピーエンドオペラ
 
 
 
ジャンニ・スキッキの
舞台はフィレンツェです
 
 
 
主人公ジャンニ・スキッキの娘は
大富豪の甥と想い合う仲
 
 
 
大富豪が亡くなり
遺産は全て修道院へとの遺言を読み
甥も親族も真っ青に
 
 
 
なんで修道院に?
お金がなければ結婚できない!
 
 
 
富豪の一族は
物知りのジャンニ・スキッキに
助けを求めますが
 
 
 
ジャンニ・スキッキは以前
田舎者と馬鹿にされたので
協力を拒みます
 
 
 
そうしたら娘が
 
 

お父さん
もし彼と結婚できないなら
私はヴェッキオ橋から
アルノ川に身投げします
 
 
 
と脅すので



遺産を取り戻すべく
亡くなったばかりの大富豪に変装
 
 
 

身投げする橋には見えません
 
 
流れが速いのかも、、、
 
 
 
 
証人を呼び
目の前で遺言を変更
 
 
 
遺産を富豪の甥っ子と
親類縁者に分割し
 
 
 
一番価値のある
この屋敷とロバと工場を
親友ジャンニ・スキッキに与えると
書き換えます
 
 
 
富豪の一族からは罵られますが
ジャンニ・スキッキは
 
 
 
ここはもう俺の屋敷だから
出て行けと追い出しました
 
 
 
さて
肝心の娘と富豪の甥が
見当たらないので辺りを探すと
 
 
 
バルコニーから
2人仲良くフィレンツェの街を
眺めています
 
 
 
ジャンニ・スキッキは
祝福の笑顔を浮かべ
 
 
 
観客席に向かって
 
 
 
莫大な遺産
これより良い使い道が
他にあるでしょうか
(中略)
今晩楽しく観劇できた皆さまから
私にどうぞ情状酌量の余地を
 
 
 
と言い笑顔で幕が下ります
 
 
 
 
拍手拍手
 
 
 
ジャンニ・スキッキから名曲
私のお父さん
 
 
 
最初にこの曲を聞いた時は
きっと最愛のお父さんが
一人娘を残し
 

 
亡くなってしまう悲しい話だと
想像したのですが
 
 

全く違いました、、、
 
 

生命力満点の
楽しいお父さんの物語でした
 
 
 
やっぱり
ハッピーエンドはいいですね
 
 
 
 
歌手は
知性と美貌と
類まれな声を持った
エリザベス・シュワルツコフ
 
 
 
彼女は
他のオペラ歌手のように
 
 
自分に向かない役柄に
挑戦したりせず
 
 
声に負担をかけることを
避けていたそうです
オペラ中毒だった