ちょちょすけ旅日記

殿様よりもガウチョに憧れる下級藩士。身分も低く禄も安い、いつもヨレヨレ旅侍。殿さまの毒見のしすぎで口から毒が出るように。旅日記と毒を一日おきに書いております。雑種犬と古い映画とクラシックも好きだったりします。

(幸)冬の夜に心温まる名作劇場

なんちゃって仏教徒

99%無宗教な身の上ですが

 

 

 

やはり年末年始は

幸せな気持ちになれる物語を

読みたい見たい聞きたいと思ます

 

 

 

マッチ売りの少女はいけません

イタリアオペラの絶叫もダメです

(大体みんな死んじゃうので)

 

 

 

ハッピーエンドでなければ

クリスマス気分にはなれないのです

 

 

 

 

小さな頃

世界名作劇場

ペリーヌ物語を見ました

 

 

フランス文学

 

 

 

原作のお話では
 
 
 
フランス人の父と
インド人とイギリス人の混血の母と
インドで生まれ育ったペリーヌ

 

 

 

父親の仕事が

上手くいかなくなり

お金に困り

 

 

 

父の実家がある

フランスのマロクールに

行くことになります

 

 

 

船でイタリアまで行くはずでしたが

父はカジノでお金をすってしまい

全ての旅程を陸路で行くハメに、、、

 

 

 

写真機とロバと

馬車を手に入れ

 

 

 

写真撮影で

旅費を稼ぎながら

妻と娘を連れ、長い旅に出ますが

 

 

 

道中のボスニアバルカン半島)で

父が亡くなります

 

 

 

原作を読む限り

お父さんはなかなかな

ロクデナシ、、、

 

 

 

フランスの大金持ちの

一人息子に生まれたものの

 

 

経営者の父親(ペリーヌの祖父)と

ソリが合わない

 

 

後継者教育の一環にと

息子を仕事でインドに行かさせたら

 

 

そのまま現地の女性とくっつき

ペリーヌが産まれます

 

 

フランスには政略結婚の相手がいたので

おじいさまは許さん!と大激怒

 

 

ロクデナシ父は

ではもう一生インドで生きる

親父とは縁を切る!と言っていたのに、、、

 

 

 

仕事も失敗

お金の使い方もヘタで

 

 

 

おじいさんや妻子に

多大な迷惑をかけています

(後継者にならなくてよかった)

 



父親がボスニアで亡くなり
埋葬したところから

アニメ名作劇場がスタートします

(アニメでは良き紳士パパの設定)

 

 

 

母と娘は2人きりで

 


 

父がやってきたことを真似して

写真屋さんで稼ぎながら

旅を続けますが

 

 

 

馬車での山越えなど

長く過酷な旅に

 

 

 

とうとうお母さんは

体調を崩し倒れます

 

 

 

いまわの際に

フランスにいるおじいさんに

あなたは歓迎されないかもしれないと

言い残し亡くなります

 

 

 

ペリーヌは

一人ぼっちになり

 

 

 

空腹と疲れで

倒れそうになりながら

マロクールまでたどり着きますが

 

 

 

マロクールで

ある目の悪い(視力の悪い)

大変厳しい顔をした老紳士を見かけます

 

 

 

 

町の人によると

 

 

 

彼は大きな工場と

この辺の土地の所有者で

 

最愛の息子がいたが

外国人の女性にたぶらかされて

帰って来ない

 

それ以来

息子を許せず

相手の女性を憎んでいると聞き

 

 

 

ペリーヌは

亡き両親のことだとわかり

孫だと名乗りを上げることができず

 

 

 

オーレリイと別の名前で

工場で働くことにしました

 

 

 

しばらくしたある日

通訳不在の日に

工場でトラブルが発生します

 

 

ペリーヌは外国にいて

母親も英語圏の人だったので

英語で対応します

 

 

 

それを買われ

 

 

 

工場主のおじいさんから

色々と用を頼まれるようになり

 

 

 

新聞を読んだり

手を引いたりと

目の悪いおじいさんの

秘書となりました

 

 

 

一緒にいる内に

 

 

 

ペリーヌから

過酷な旅の話や

 

親戚を訪ねてきたが

嫌われているため

(おじいさんのこと)

 

誰にも頼らず1人で

生活している話を聞き感動します

 

 

 

お金をあげても

質素な生活を好む

ペリーヌの性格に感化され

 

 

 

気難しく冷酷だった

おじさんの性格が

少しずつ変わっていきます

 

 

 

ペリーヌはそろそろ

名乗ろうと思っても

 

 

 

おじいさんが

亡くなった母の悪口を言うので

躊躇していました

 

 

 

ある日

ボスニアで息子が

死亡していたと知らせが届き

 

 

 

おじいさんは

ショックのあまり倒れてしまいます

 

 

 

それを聞きつけた

昔、息子の乳母を務めた女性が

おじいさんを見舞いにやって来ます

 

 

 

ペリーヌについて

息子さんの小さい頃の顔に

あのお嬢さんはそっくりだと言います

 

 

 

おじいさんはそれを聞き

もしや、、、と考え

弁護士に調査を依頼

 

 

 

しばらく後

弁護士が結果を持って

おじいさんの屋敷を訪ねてきます、、、

 

ペリーヌが旅先で出会った人達と

可愛がっていたロバについて

弁護士にさり気なく聞かれます

 

 

 

 

世界名作劇場シリーズの中では

ペリーヌ物語だけ

現地取材ができなかったようで

 

 

 

フランスなはずが

背景がドイツだったり

 

セミがいないパリで

セミが鳴いていたり

 

乾杯時にワイングラスを

思いっきりぶつけたりと

 

生活習慣や背景が

おかしい点が多すぎると

 

フランスでは

放映されなかったらしいのですが

 

 

 

それでも

原作より感動ある仕上がりと

なっているなと思います

 

 

 

小公子セドリックの

フランス少女版

 

 

 

寒い夜に

ほっこりする名作劇場を、、、

 



元旦の夜19:15からはEテレ

ウィーンのニューイヤーコンサートですね




どうぞよいお年をシャンパン