ちょちょすけ旅日記

殿様よりもガウチョに憧れる下級藩士。身分も低く禄も安い、いつもヨレヨレ旅侍。殿さまの毒見のしすぎで口から毒が出るように。旅日記と毒を一日おきに書いております。雑種犬と古い映画とクラシックも好きだったりします。

(毒)労働者の権利を守るのだ


これ




安い国の

安いお店に入って

色々と注文をつける




なんちゃって先進国から

やってきた




観光客諸君!




金額とサービス内容は

比例するんだから




確実な注文を希望するなら

それなりの場所とお店に行くのだよ




どこの国の

どこの観光地にも




国籍関係なく

一定数はいるのかもしれぬが





タイ王国

とある海辺の観光地




比較的安価なレストランで

怒っている女性客に会った

 



出てきた料理に対して




料理にココナッツが入っていた

ノーココナッツと確認して

OKだと言ったから頼んだのに

 

 

 

私はココナッツアレルギーなのに!

死ぬところだった!と

 

 

 

現地のウエイターならぬ

老店主に対して

 

 

 

日本語と英語ごっちゃ混ぜにして

抗議していた





はるばる

ヤシの木だらけの国を

選んでやってきて

 

 

 

ココナッツアレルギー

 

 



なぜ、、、





Why?

ジャパニーズピーポー!why!!





厚切りジェイソン

聞いてもらうしかない、、、





老店主からしたら

現地語の対応しかしていないし

 

 

 

南国では

生き残れない遺伝子だろうから

 

 

 

そもそもココナッアレルギーの

概念が薄いと思う、、、

なんじゃねそれは?


 

 

 

もっとそれなりの

お店に行けばよいものを

 

 

 

民泊やコテージを借りて

自分で料理すればよいものを

 

 

 

庶民のお店で

ウダウダと注文をつけおって

(出された物は黙って食せ)

 

 

 

 

老店主がアタフタして

お代はいらないから!のような感じで

女性客と連れの男性に

帰ってもらっていた

(優しく追い出した)

 

 

 

 

あの女性客の連れの男性の

気まずそうな顔、、、

 

 


 

最後に

彼女が迷惑をかけた、これ取っといて!

と多めに店主に支払っていれば

体裁はなんとか整ったのに

 




本当に払わずに

出て行ってしまった

(気の利かない男である)

(ある意味、釣り合う2人である)

 

 



粋な魂ゼロ




サムライ国の恥




 

店内のお客さん

ガヤガヤ、、、

 

 

 

ワオ、、、

あれ日本人?中国人?

ココナッツアレルギーだって

ジーザス、、、

 

 

 

 

周りのお客さんは

店主の味方だった

(そりゃそうだ)

 

 

 

他の国の観光客ご一行も

店主を励ましつつ

チップをはずんでいた

 (タイでは要らないらしいが)


 

 

なんだか私は

悪いことをしていないのに

居心地が悪かった、、、

 

 

 


(心の声)

 

あの2人とは

同じ生物ではありません


私は人畜無害の

修学旅行生の模範のような

品行方正バックパッカーです

 

(心の声終わり)

 

 

 

 

店主も店員も

きっと心の中で舌打ちしていたぞ

 

 

 

中国人はたまに心の外でも

舌打ちするんだぞ


 

 

 

ちっ

面倒なやつだ

落ちてきたヤシの実で

頭を打って帰国しろ!






おい!





店側の迷惑も考えずに

アレルゲン対応メニュー作れとか

全くバカげているぞ




オーダーメイドは

どこの国でも高くつくのだ




細かい注文をしたいなら

それなりのお金を払うのだ

行く場所を考えるのだ





ヤシの木の生えていない国なんて

世界中にいっぱいあるぞ




なぜフィンランドに行かずに

タイに来るのだ




なぜアラスカではなく

タイなのだ




シベリア鉄道

モスクワまで行って

頭を冷やしてくるのだ




中国の食堂だったら

あ?って言われて終了だぞ



 

ソ連だったら

撃ち殺されているぞ




微笑みの国だからといって

何でもかんでも甘えるんじゃない




そんなことを

無料でしてくれるのは

自分のママだけだ!




サービス・ノット・フリー!





ペッ




タイのわんこ

玉ねぎだけを
きれいに残していた、、、
(犬にあげちゃダメだよ)